珍スポットつながりでもう一つ。石川県にも有名な場所がある。福井方面から国道8号線を北上し、山側環状へ入る。いしかわ動物園とかに行く道だ。しばらく走ると右手に「ハニベ巌窟院」というインパクトあるワードが書かれた看板がある。案内どおりに行くと不意にこの巨大な頭が現れる。恐怖の瞬間である。男二人でゾッとした記憶がある。
このハニベ巌窟院だが、ちょっと思い出すのに小松市のページをみてさらなる衝撃を受けた。少し引用。
“現在、二代目院主 都賀田 伯馬氏による日本一の大仏造りが進められ、すでに仏頭が完成しています。”
“大仏造りが進められ”
“大仏造りが進められ”
“大仏造りが進められ”
…まだ造っているのか。てっきり頭部で終了したものだとばかり思っていた。ところでこういったものは頭から造るものなんでしょうか?詳しい方に教えていただきたい。あまり資金的に余裕があるような感じは受けなかったのが心配である。
大仏(頭部)のインパクトがすごいが、他の作品もなかなかすごい。岩を削った岩窟の中に地獄めぐりをテーマとした院主の作品が展示されているのだ。中でも人気が高い(個人調べ)のがこの「乱用の罪」。一物重く足腰立たずというフレーズと共に哀愁漂う作品である。乱用すると地獄で足腰立たずになってしまうのだ。私には関係ない。皆は一物重くなってしまえばよい。
しっかりご本尊もある。地獄の中に仏がいるとは粋なはからいである。螺髪(髪型)のクオリティーは大仏よりいくぶん上。写真を見直していて気づいたが大仏の螺髪がなんだかすごい。マッサージ効果がありそうだ(失礼)。なんだかご本尊はイケメンである。
外にでると寝ている仏様もいた。日本では少ないのではないだろうか。なんとなくタイのイメージが強い。間違いなくサガットのせいだ。
入場料は当時大人800円。意外と見ごたえはあるので損はしないだろう。夏行けば岩窟内は涼しくて気持ちいい。岩窟に入るまでに少々アップダウンがあるので注意が必要か。それなりに広く岩窟内で不安な気持ちになる可能性があるので誰かと行くのがおすすめだ。
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