エアトレックターボRはターボである。ボンネットフードには穴が空いていて穴の下にはインタークーラーが鎮座している。そのため特に夏場はアチアチになり更にいろんな要因が重なって写真の樹脂部品から塗装が剥がれてくる。私の中古車もご多分に漏れず上の平面とRのきついサイド部分が剥がれかけていた。そんな状態で洗車機に突っ込んでいたのでベリベリ剥がれてきた。可哀そうなのでお色直ししてあげた。
とりあえず一旦塗装を剥がそうとタワシみたいなヤスリをダイソーで購入。ゴシゴシやるが全然剥がれない。残っている部分は相当強固なご様子。汗まみれで鼻の中がシルバーになってきたので塗装はがれ箇所との段差がある程度無くなったところでやめた。無理はよくない。
水洗いして全体をパーツクリーナーでふきふき。そして取り出したのはカッティングシート!初めてなのにRの多い部品に貼る強気の姿勢。大事なのは思い切りである。もちろんヒートガンなんて持っていない。背中にエアコンの風を浴びつつドライヤー強でどうにかしていく。気泡ができたら指でどうにかして押し出す。水ぶくれができた。
そして写真上から下に向かっていく。と、ここで問題が発生。激しい段差やら穴やらでどう考えてもどこかで分割せざるを得ない。いや、そんなことは最初からわかっていた。気づかなかったことにして貼っていったのだ。大事なのは思い切りである。仕方ないので半分あたりでカット。なるべく模様が合いそうな感じで残りも貼っていく。斜めにならないよう貼っていくのが意外と難しい。
どうにか貼り終える。フルーツオレを一本空けてしまった。結局細切れにしたところもあるが、離れて見ればわからない。ただ、まじまじと見ると迷彩も柄の切れ目が気になる。迷彩にチャレンジする際は気をつけられたし。このあと一週間ほど毎日5分ほどドライヤーでアチアチにし、更に日中は日の当たる場所に置いて剥がれそうな場所をケアした。ポストヒーティングとかいう重要な工程らしい。会社でも聞いたことがある。焼きなましで金属の残留応力を減少させるんだとか。とにかくアチアチにしてしまうことでシートのもとに戻ろうとする力を減少させるイメージ。だと思う。
で、取り付けた。一部だけサファリパークみたい。曇天だと程よく目立たない。大胆だがそれなりに丁寧な仕事のおかげか洗車機にも高圧洗車にもかけたが剥がれる気配は今の所ない。塗装と比べれば遥かに楽かつ安上がり(シート1,500円ぐらい)。
乗り潰すつもりの車ならこれぐらいのお色直しで良いのかもしれない。まだまだ大事に乗ってやろうと思う。
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