ミラージュのはなし

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ミラージュのはなし
通勤車

 私の現在の通勤車である。三菱・ミラージュ。サイボーグとか謎のV6エンジンを搭載していたミラージュとは全く別物で、低燃費・低価格・コンパクトがウリの車だった。タイ生産で値段なりのクオリティ。過走行になりがちな田舎の通勤車としては特に不満のない車だ。エコカーとして復活してからかれこれ6年ほど乗っているが故障も無い。軽さと抵抗を減らしに減らしてだ低燃費を実現している車だけにそもそも壊れるような部品を積んでいないのかもしれない。

 ところで最近少しずつこの車を見るようになってきた。それもマイナーチェンジ後でなくこの型だ。中古が大変お安いからだろうか。だが決して悪い選択ではないと思う。軽自動車より自動車税が高いとはいえ実燃費もそこそこ良い。エアコンOFFのこれからの時期なら田舎の通勤で大体23km/l程度で安定する。それにエアコンOFFだと車の軽さを感じられてなんだか楽しい。エアトレックのどっしり感の対極を行く感じだ。

 もちろん値段なりに残念な部分もある。内外装のさっぱり感は値段が値段だからどうしようもないとして、純正の細いタイヤだとスタビライザーが省略されているのもあってふわふわ感が凄い。速い速度だとより強調されてしまう。そして夏場のエアコンによるパワー不足も悲しい。エアコンはちゃんと冷えるのだけれど、軽やかさが全く無くなってしまう。現行型が1000cc→1200ccに排気量アップされているのも納得である。普通の人はやらないだろうが175幅のタイヤにしたらだいぶしっかり感が出たように思う。調子にのってお下がりのディレッツァZⅡを履いたら燃費が悪化し半年持たずに溝が無くなってしまった。熱い走りをしたわけではない。通勤・レジャー用途の車にそんなものを履いてはいけない。

温見ストレート

 だいぶ昔だがこの車で有名な温見ストレートを見に行ってきた事がある。福井県川から温見についたところでもう帰りたくなったのでUターンした。狭い道でもやたら小回りは効くので楽ちんだ。いわゆる酷道はすれ違いさえなければ好きなのだけれど。岐阜県側もいつかは行ってみたい。

 文句を言いつつ、ミラージュは走行110000kmを突破したが相変わらず壊れる気配がない。壊れそうな箇所が無い車は気が楽で良い。壊れるまで乗ってやろう。

 

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著者

わごむ

わごむ

働き方改革で暇を持て余すアラサー。知識は広く、そんなに深くはない。高原で草をついばむ牛のようにのびのび生きていたい。