平泉寺(福井)

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爽やかな朝

 やや大きい中小企業は働き方改革に躍起になっている。去年までは取得したこともない有給休暇を取れとれとうるさい。今年は本当に会社にいる時間が少なく感じる。日々の残業ぐらいはもう少しさせてほしいものである。今更基本給だけでは…ひもじい…

 そんな有給。せっかくなので地元の観光でもしようと勝山市の平泉寺を訪れた。苔がすごく良いという評判だけは聞いていたが、行ったことは無い。観光用の駐車場に停め、協力金300円を払う。倹約家の方は長い参道のスタート地点に無料の駐車場もあったのでどうぞ。ただし熊注意の案内があったので自衛されたし。キレイだが薄暗い菩提林が続き熊に出くわすと殺られそうな雰囲気はあった。有料の駐車場はちょうど薄暗い菩提林を抜けた場所にある。ここなら人家もある。

 平日で誰もいないので熊リスクも大きく、私は車で登れるところまで進んだ。緩やかな石段を登り、さらに緩やかな坂を登る。木々と両側の苔で非常に涼しげでキモチイイ。しばらく行くと入り口というのか、立派な鳥居がある。

苔!
苔!!

 その先に待ち受けるのは素晴らしい苔世界だった。木漏れ日と苔がなんだかすごく良い。これが神域パワーなのかわからないが腐った心が浄化される。浄化されて消えてしまいそうである。この苔がまたふわふわで気持ちよさそうなのである。苔エリアには踏み入ることはできないが、見ているだけでふわふわを感じることができる。そのへんの苔とは実は種類が違うのではと疑ってしまう。

本社

 我ながらナナメに写真を撮るのが得意な男だ。性根が曲がっているのだろう。腐った心の浄化はできてもそこは矯正していただけなかった。派手さは無いが立派な本社で、よく見るとこだわりの彫り物が見られるそうな。勉強してから行くべきだったか。

 個人的な感想だが久しぶりに神社仏閣で感動した。出雲大社より神々しさを感じた気がする。やはりきれいな自然に触れるのは大事なことである。最高にリフレッシュできた。

 ちなみに帰り道の勝山城博物館で売っているソフトクリームは密かにおすすめである。

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著者

わごむ

わごむ

働き方改革で暇を持て余すアラサー。知識は広く、そんなに深くはない。高原で草をついばむ牛のようにのびのび生きていたい。